2020/06/10

読書日記#1『感染地図』

昨日は急遽のブログ移転でしたが、ご一緒にお引越しして下さりありがとうございました。
ホームページは勿論存続ですので、これからも時々ご訪問下さい。
ホームページの作成管理は以前は妻にお願いしていたのですが、今ではすべて自分でやっております。
「ほうほう、今おじじの心の中はこんな感じか」みたいな感じで眺めて頂けると嬉しいです。
また、これはというご縁を感じられる場合にはお友達やご家族に、ご紹介などもして頂けるととてもありがたいです。


さてこの新しいブログ、ちょっと新しい試みをしたいと思っています。
それで今日まずやってみたいのが読書日記。
ヒーリングとは、一切何の関係もない記事ですのであしからず。


*皆様にお願い。フォント、レイアウトなど読み易い・読みにくいなどありましたら是非教えて下さい。



最近『感染地図』という本を読みました。
著者のスティーブン・ジョンソンは結構有名な人ですね。
多角的な情報を集めて重ね合わせることで、普通だったら表面だけなぞって通り過ぎてしまいそうな過去の事績を、含蓄ある、何より非常に興味深いものに変える、そんな知性の人だと思います。
この本のテーマは19世紀半ばにロンドンを襲ったコレラを巡る物語なのですが、コロナに関する疫病特集という趣旨で本屋の目立つ所に積んでありました。


その当時、顕微鏡でコレラは確認されておらず、人々は「瘴気説」という事実誤認をしていました。
吸ったらうつる、という考え方です。
でもこれはウィルスを吸ったら感染する(空気感染する)という意味ではなくて「悪臭が疫病を媒介する」という考え方。
これは感覚的には「かもね」と思えるけれど、事実ではないようです。


当時のロンドンは人口は200万人もいるのに下水が整備されていませんでした。
それで町の中も家の地下も川もどこもかしこも目がくらむほどのう●こだらけという凄い状況だったそうです。
まずここから話が始まる(笑)
読んでいるだけで何回のけぞったか分かりません。
二階建ての家の高さのう●この山。
地下室はすべてう●こ。
など、もはや言っている意味がよく分からない。
下水道って本当にありがたいんだなあとつくづく思えてくる訳です。
やはり人口が多すぎた、いや急速に増えすぎたことが、問題だったんでしょうね。


そんな訳でとにかく臭かったそうです。
それでそんなロンドンの中でも特に臭い場所でコレラが発生したので、「あの臭いが病気の元だ」と人々が考えたのも無理のないことだったんですね。
でもこの本の主人公であるスノーという才能ある医師は、その考えは正しくないと勘づき地道な調査を繰り返すことで最終的に「飲料水媒介型」の病気であることを突き止めます。
その考えに基づき、ここだと目星をつけた井戸を封鎖する。
すると、コレラが終息した、というのが大筋です。


この人の凄い所は、コレラの存在を誰も確認できない状況で、「そこに影があるということは」という発想で実体をあぶり出していったことなんですね。
しかもその水は綺麗。
「この綺麗な水の中に目には見えないけれど人を殺す何者かが入っている」って、そりゃ普通の人の理解は超えている。
でも、それが事実だった訳ですね。
出鱈目に見える被害状況から、秩序立った法則性を見出していく過程は本当に偉業だと思いました。


「飲料水媒介」とは要するに、コレラに感染した誰かのう●こが混じった水を誰かが飲んでしまった、ということです・・・
下水が完備されていないので、上水と下水が混じり合う、というこれもまた我々には想像し難い状況が前提にあったんですね。
都市が今のような都市であることはありがたい。つくづく本当にありがたい。


もっと沢山言及したいことがあるのですが、とりあえずここまで。


お読み下さりありがとうございました。

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