2021/08/01

アンパンマン、ぐりぐり、合掌

先にお知らせ。
8月8日(日)獅子座新月は吉日の予感。
10時半から瞑想教室を開きます。
(*初参加5000円、2回目以降1000円)
宇宙と繋がったり、出来るのではないですか。

もう一つお知らせ
8月6日(金)20時からおじTV
時節柄、戦争のお話です。
趣旨はまた6日のブログでご案内します。



あとはまどか日記。



アンパンマンブームが来た。
と言っても我が家はテレビを観ないので、
絵本のみであるが。

キャラクターものは
子供の感性の発育上、余りよろしくはない。
余りにも線と色が明快過ぎる。
実際には、世界はそうなっていない。

世界の「かたち」を単純なものだと学習してしまうと
繊細な機微を後から学び直すのは容易ではない。
下手をすると一生理解できなくなる。

しかし、一度好きになったものを
禁じることは出来ないし、したくもない。
それにこの世で生きる上でも
その辺りを徹底するのは可能とは思えない。
ここは自分も遊んでみようと思い、描いた。


見せたらとても喜んでいた。
別にこれで本家に張り合おうなどという
生意気を考えている訳ではなく、
ただ普通に、私自身が楽しんでいる。


今の所、アンパンマンに専ら興味があり、
次にジャムおじさんが続く模様。
他は眼中に無し。

ちなみにアンパンマンの発音は
「ばんばんばん」である。

しかし、アンパンマンの
子供を引き付ける力は大したものだと感心した。
アニメを観ない子供にも
充分に愛着心を掻き立てることが出来るのだ。



夏は暑いので、
子供は自主的に家から出ようとしない。

絵本が好きで、
一度読み始めるとだいたい5回から10回
繰り返させられる。

最後のページが終わった瞬間、
「いやいやいや…!」
と言い、表紙を指差す。
曰く「もう一回!」と。

私は言う。
「そんなにムキになって
『いやいやいや!』と言わないで、
『もう一回』と言って下さい」

すると次からは
「もう一回」とは言わないものの
人差し指を鼻先に立ててお願いするようになった。

少しずつでも穏便な伝え方を学んでいけると良い。
幸運にも、言えば聞いてくれる大人に囲まれているのだから。


とは言え、基本的に聞き分けの良い子である。
しばしば非常に感心させられる。

居間にはステレオアンプがある。
このボリュームダイヤルを
ぐりぐり回すのがまどかは好きである。
しかしそれをぐりぐりされると爆音になるのを私は恐れる。

私は言う。
「他のつまみは良いけれど、
そのダイヤルは駄目」

別にしつこく言う訳ではないし、
怖い顔を見せるのでもない。
いつもと同じようにそう言うだけなのだが
理解して、そのダイヤルだけぐりぐりしない。

ぐりぐりしようと手を伸ばして、止め、
「どう?ぐりぐりしないよ?」
と、にやりと笑いながら横目で見てくる。

人の心の堪え性の無さを思うと、
このような聞き分けの良さがあり得るものだろうかと
不思議な気持ちになる。

しかし翌日には違った表情を見せた。
いかにもぐりぐりしたいという
もどかしげな表情をして見せるのだ。
昨日の我慢が、更なる憧れを引き立てたのだろう。

無理もない。
するなと言われればしたくなるのが人の情け。
ここでなお止めることは自然に反する。
「いいよ、ぐりぐりして」

ぐりぐり!

モーツァルトが突然爆音になり、
風に吹かれるように驚き、笑い声をあげていた。
しかし一度で満足したのか、
次からは
「これは大変なぐりぐりなのでしょうから
お父さんが代わりにぐりぐりして下さい。
お父さんは勝手が分かっているのでしょうから」
と言うかのように、
私にぐりぐりを促していた。

そういう子である。

それにしてもモーツァルトの明るい曲は
子供のいる環境によく合う。



居間の本棚に『人間世界史』全21巻がある。
立派な装丁で、赤い箱に入った
厚くて硬くて重たい本である。

先週はこれを一冊ずつ出して、
表紙を確認するのを面白がっていた。


私は言う、
「これは『ビザンツ帝国』の巻ですね。
395年、東西に分裂したローマ帝国の西半分は
早くも476年にゲルマン人襲来により滅びました。
しかし東半分はビザンツ帝国として1453年までその命脈を保ち
初期キリスト教を純粋な形で後世に伝えることになるのです云々」

別に息子は聞いていないが
ぶつぶつ講釈を垂れる親父である。

拡大して頂けると見えるかと思うが、
合掌の図を表紙とした一冊がある。
これはキリスト教における宗教改革を扱った巻だが
この手に気付くと、まどかは自分も合掌して見せ、
そして振り返って神棚を見上げた。

古来、神に対して人が結んできた手の形を
まだその意味も知らぬ内に幼児が覚え、
易々と洋の東西を超えていた。

深く感動した。

大きくなったら
彼に色々なことを教えてあげたい。

4 件のコメント:

yokoiwatong さんのコメント...

まどかくん日記には反応してしまいます、笑。河邉さんが描かれるアンパンマンシリーズ、とても静かで優しくて好きです。特にジャムおじさんはお菓子を作るときに眺めながら作りたいです☺︎ 我が家も私が個人的にキャラクターがあまり好きではなく、アンパンマンは見せませんでした。周りがアンパンマンを卒業するくらいに反動がきたので、それからは好きなように好きなものに触れさせた記憶があります。今ではとても懐かしい記憶です。好きを汲み取っていくうちに、絵画鑑賞力ゼロだった私は今では美術館が大好きになり、まさかの山登りまでが趣味になってしまいました。

それにしてもまどかくんは、本当に賢い子ですね。私がいうのもおこがましいですが、河邉さんご夫婦の心が落ち着いて愛に満ちているからだと思います。

私でよければ、いつか絵本の読み聞かせをさせてください。読み聞かせは私自身が受け取るものが大きいのです。

カワベマサノリ さんのコメント...

ご感想ありがとうございます。嬉しいです。
世の流れと子の心と、ゆっくり時間をかけて見ていきたいです。
まどかをお褒め下さりありがとうございます。読み聞かせは乳母特権で是非ともお願いします。

すみえ さんのコメント...

自分のこどもでもありながらも、人の観察をするきめ細かさに感じいります。
わたしなら再度「ぐりぐり」を始めたら、「昨日教えたでしょう」と諭そうとしてしまいます。
心の動きに注意深くあり、それを大切にすることは相手が「こども」と思うと中々難しくなってしまいます。
その場の咄嗟の判断による態度や言葉の対応は、日頃の自分の心の表れであると思いました。
相手が誰であろうとも。

カワベマサノリ さんのコメント...

子供を観察するのがひたすら楽しいのでしょう。大人にやってしまうと嫌な顔をされますが、子供はそこは気にしないので(笑)観察し放題です。
子供に対しては良い対応が出来ているのではないかと手応えのようなものを覚えてもいます。
これからの成長がますます楽しみです。

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