2021/07/31

真呼吸会における祈り

これまで真呼吸会の最後には
一斉遠隔ヒーリングをしていた。

暫く前からこれを「祈り」に換えた。

この違いを言葉で説明するのは
難しいのだけれど、
力は言葉に伴う。

だから「ヒーリングをする」と言えば
その行為はヒーリングになるが、
「祈る」と言えば
見た目には同じ行為が祈りになるのである。

祈りとは
「**が**でありますように」とか
「**が**になりますように」とか、
だいたい、そういう思いである。

私が何を祈っているのかと言うと
「皆様に幸いがありますように」
と祈っている。

しかしこの「幸い」というのは
「ちょっと良いことがある」とか
そういうことではない。

このブログに親しい方はご存知と思うが、
私はそういう「しあわせ」に興味がない。
というか、価値を置いていない。

それで「塞翁が馬」という話を紹介したいと思う。
支那の故事成語です。

むかし塞翁という人がいた。
その馬が盗まれた。
「お気の毒に」と人は言った。
しかし塞翁は
「なんの、むしろ幸せかもしれん」と言った。
暫くすると、馬がパートナーを連れて
帰ってきた。
塞翁は得した訳だ。
「おめでとう」と人は言った。
しかし塞翁は
「いや、むしろ不幸かもしれん」と言った。
その馬だったか生まれた仔馬に乗った息子が
落馬して骨折した。
「お気の毒に」と人は言った。
しかし塞翁は
「なんの、むしろ幸せかもしれん」と言った。
その後戦争があった。
息子は体を痛めていたので徴兵を免れた。

目先の幸不幸に私たちは目を奪われている。
しかし実際には人生はこのようなことなのである。

目先の幸せがありますように、
と願い、そのために貢献することは
逆にしばしばその相手に損失をもたらすことを
私はヒーリングの経験上よく知っている。

病気が治れば誰でも嬉しいだろう。
しかし病気が治って慎重さを忘れ
自分を更に傷つける結果になったとしたら、
私は余計なことをしたことになる。

その病気が安全弁になっているということもある。

だから私はいつも
「治るものは治るが
治らないものは治らない(治さない)」
と言っているし、
その線を踏み越えないようにしている。


ではそういう人間が他人の幸せを祈ると
どういうことになるのだろうか。

私は人間の本当の幸せは
知恵が開かれることだと考えている。

するとエゴが薄まり
もっと大切なものが見えてくるようになるからだ。

それを「幸い」と見なしている。
逆にそれ以外に価値ある「幸い」は多分ない。

そういう「幸い」は非常に長い時間をかけてしか
実現されない。

一方で、日々の浮き沈みというものもある。

その点、ヒーリングは短期的な影響を与えるものだけれど
それは仕事としてのヒーリングで
充分間に合っていると思う。

一方、真の幸いに向かっては、
ずっと傍で祈り続ける人が必要な気がする。

それで、この長い(長くなりそうな)営みを通して
「祈り」という力を
改めて皆様にお送りしたいと願うようになったのだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
8月8日(日)獅子座新月
8月27日(金)水瓶座満月Ⅱ
(*対面は7000円、遠隔は5000円)
10月4日(月)フラウト・トラヴェルソ コンサート & 呼吸法ワークショップ(檜原村)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●心の指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/30

YouTube版 真呼吸会

真呼吸会ですが、
トラブルなくYouTubeの方に移動して頂けているようで
お礼申し上げます。

今一度、私のチャンネルをご案内します。

これまでは
LINEのグループスレッドで毎回、
その週の真呼吸会のURLをご提示していました。
皆様はLINE経由でYouTubeに
アクセスして下さっていた訳です。

始めたのが去年の4月8日。
LINEのグループスレッドで行っていた理由は
真呼吸会は閉鎖的な環境の方が
私も参加者もやり易いかと思ったからです。

しかし一方、不利な点もあり、
例えば「試しに一度だけ参加したい」
というような方には
なかなか敷居が高かったと思います。
あと、LINEのアカウントをお持ちでない方にも、勿論。

それでどうしようかなと暫く思っていたのですが
思っている内に
LINEのライブ配信の機能自体が無くなってしまいました。

それでYouTubeに切り替えたのです。
もう1年も真呼吸会を続けてきたことですし
自分なりの手応えも持てるようになったので
これを機に「公開」に切り替えました。

公開にしても、損失はないだろうということで。

それに伴い、
LINEグループスレッドに提示するURL経由ではなく
直接YouTubeのアプリからご参加頂くように、
やり方が分かる人にはお願いしました。
この方法だとYouTubeの画面上で
コメントが出来るからです。

と言うのは、
参加者のコメントがあると
(いつも開始前に皆様が
「おはようございます」とご挨拶して下さいます)
初めて真呼吸会を観る方にとって
「なるほど、こういう営みか」
と親しみを持ち易いと思うからです。

コメントのないライブ配信は
どうしてもとっつきが悪いものでしょう。

真呼吸を必要としている人は多いと思いますが、
真呼吸に出会える縁は乏しいものです。

YouTubeの方に書くことが、それだけで
誰かのためになるかもしれませんので、
よろしくお願いします。

やり方が分かる人は、お願いします。
やり方が分からない人は、今まで通りで大丈夫です。

それと公開になったことで
皆様のお知り合いにも
ご紹介し易くなったのではないかと思います。

是非、皆様も少しずつでも
伝える側に移っていって下さい。


↑これは毎回提示する必要はあるのだろうか。
なくても問題ないのだろうか。
分かる方、教えて下さい。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
8月8日(日)獅子座新月
8月27日(金)水瓶座満月Ⅱ
(*対面は7000円、遠隔は5000円)
10月4日(月)フラウト・トラヴェルソ コンサート & 呼吸法ワークショップ(檜原村)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●心の指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/29

心に内なる白線を引く③

続き

社会常識には詰まらないものと本質的なものがある。
詰まらない社会常識は忘れて良い。
無用である。

詰まらない社会常識の持ち合わせがないので
イマイチぱっとした例が浮かばないのだが
心にもなく謙遜したり、
面白くもないのに気のある振りをしてみたり、
うんうんうん、と何度もうなずいてみたり、
そういうのは詰まらない。

本質的な社会常識は

「されたら嫌なことをしない」
「されたら喜ぶことをする」
「怒りをこらえる」
「悪い言葉を使わない」

などで、これを道徳という。
道徳が身に付いている度合いは
実はそのまま「波動」の階層に顕れるのだ。

「波動」というものを多くの人は
何か宙にふわふわ浮いた
抽象的で無色透明のもののように
考えているようだけれど、
実際にはその人の言うこと為すことの全てなのである。

だから私は社会常識や道徳をお教えすると言っても、
別にその人が立派に社会で生きていけるようにとか
人から好かれるようにとか
そういう目的ではなく
(結果としてそれも得られるだろうが)
より良い波動を体現するために
その通り道として、社会常識をお教えしているのである。

私自身が親から社会常識と道徳を教わることなく
40年も生きてしまった。
そのせいで自分は無駄な遠回りをしたと思うし、
自分の社会常識欠如によって
非常に大きな損失を被ってきたということが
今でははっきり分かっている。
というのは私が道徳を自力で身につけ直した所、
苦労や煩悶や欠乏や憤怒は
ほとんど完全に消え去った実感があるからだ。



以下、振り返りおじじ。

本当の本当にそれが自分に身に付いたのは最近だけれど
振り返ってみると、
私はこの仕事を始めて以来、
ある種の超感覚によって
その「白線」が見えるようになった。

この「白線」とは
「それを踏み越えると
善良な霊的存在が総スカンする行為や発言」
なのである。

この白線は人間相手ではなく
神相手にこそ、恐れるべきものなのだ。

この白線の内に己を保つことのできる人は
神々の恩寵を受ける。

思い返してみると、
そういうものの気配は
もっと昔から感じてはいた。

しかしヒーリングの仕事を始めてからは、
その「白線の逸脱」と「心身のトラブル」の間に
明らかな正比例関係があることに気付くようになった。

例えば、
顔の癖が強い人は
内臓がだいたい病んでいる
というようなことだ。

内臓を治したいなら
顔の癖をやめないといけない。

私の感覚世界では
その人が顔芸を発するたびに
「ビーー」と霊界にブザーが鳴る。

私たちは癖の塊である。
癖の全てがいけないのではない。
ただ、心身に害を為す癖があることもある、
ということだ。

時々、指摘することはあったが、
目を瞑ることの方が多かった。
だいたい5:95といった所である。

それを最近、積極的に言うようになった。

この心境の変化は何だろう。

それは自分自身が縛られていた悪癖の最後の一山を
近頃、振りほどくことが出来たからだ。

これははっきりと確信があり、
それによって自分は心の自由を得た。

それこそ先日の話の
「エウレカ!」
である。

逆に、こうなるまでには
たとえ人を見て癖を見抜くことが出来ても
それを指摘する資格がなかったのだろう。

能力と資格は、別物である。

ご興味のある方には是非
修身・カウンセリングに
(どう呼んでくれても良いが)
通って頂きたいと思う。

心を明鏡にすることを目標に
これからの月日を共に過ごしていければと願っています。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●カウンセリング・性格直し・霊的指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/28

心に内なる白線を引く②

続き 

ここに白線がありますよということが
見えているか否か、
この成否が、子供の心が育つ上での
最も危険な境であると考える。

「つい殺してしまった」
などというのは、
その白線が見えていないということなのだ。

殺してしまった、
大ごとだが問題の要点は、
超えてはいけない一線が見えなかったということにある。

「ついカッとなった」
「つい言い過ぎた」
「つい頑張りすぎた」
「つい甘えすぎた」
「つい行けるかと思ってしまった」

私たちはこの手の過ちを膨大に繰り返す。
反省してもまた繰り返すのは
目をいくらこすっても
白線が見えないからなのだ。

だから「今度こそは」と慎重を期しても
やはりまた踏み越えている。


私はカウンセリング・修身をしているけれど
種を明かせばだいたいお教えすることは
この「白線」なのである。

これは簡単に言えば社会常識なのだが
社会常識は親から子に
正しく教えられるのが望ましかった。

たとえば
「約束は守る」
「嘘をつかない」
「言い訳しない」
「されて嫌なことはしない」
「目を見て挨拶する」
「ありがとうとごめんなさいは心を籠めて」
などなど。

しかし親がその社会常識を体得していなかったために
やはり子供に伝えることが出来なかったのだ。


社会常識というと、
すぐに反発を持つ人もいる。

それは先述したように
まだ理屈に心が対応していない時期に
理屈を詰め込まれたために煩った
アレルギー反応なのである。

私は人間の霊的成長、霊的進化を手伝う仕事をしているが、
その実際は社会常識の遅ればせの獲得である。

逆に言えば霊的成長・霊的進化は
そういう経路によってしか辿られない。

なかなか信じ難いことと思われるのだろうが、
宇宙意識やワンネスや
マインドフルネスやハイヤーセルフや
その他あらゆる「いかにもスピリチュアルなこと」は
本質的には一切霊的成長・霊的進化と関係がない。

観察すると分かるのだが、
苦しんでいる人は押しなべて
「社会常識」という白線が
本来より大分ずれた所に引かれている。

それで、自分としてはしっかり
白線の内側にいるつもりなのに
実際には外側にいるから、
電車に撥ねられる、
という具合なのである。

心当たりは、ないだろうか。
人との間に確執が起こり易い人は全て、
この白線の問題なのである。

大人になって社会常識を新たに身に付けるには
理屈が必要である。
子供の時とは違う。
しかし結局、至る結論は同じなのだから
早めに知っておくに越したことはない。

しかし心は難しい。
「これが社会常識ですよ」
と教えられて心が反発する、
ということがよく見られる。

繰り返すが大人には問答無用は通用しない。
「問答必要」なのである。
それで心を解剖してみると
こういう事態が浮かび上がる。

「自分はずっとその逆を信じてやってきたのだ。
なのにそれは間違いであり、
自分を苦しめていることが分かった。
しかしそれを今直すと言うなら
私の今までの苦しみは何だったのだ」

という感情が抑えも利かず湧いてくる。

これは自然な反応である。

しかし、最後には正しい論理によって
正しい社会道徳を再獲得しなければならない。

これは私たちが残りの人生をより良く生きるために
出来るだけ早く(しかし焦らず!)
学習し直すべきことなのだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
7月23日(金)『遺書2021』勉強会Ⅱ
7月24日(土)水瓶座満月
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●カウンセリング・性格直し・霊的指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/27

心に内なる白線を引く①

先日のまどか日記で
「こら!」と一喝した話をした。

これについて話を少し続けてみたいと思う。
と言うのは、大人である私たちにも
大いに通じる部分があると思うからだ。


子供を叱る時、理屈を伝える必要はない。
理屈は大人の側で明らかになっていれば良いのであって、
子供にそれを教える必要はない。

必要ないどころか、
むしろ理屈を教えてはいけないのである。

というのは
「駄目なものは駄目」という単純さ
が存在することをこそ
教えなければいけないからである。

これは最も心が純粋な
人生の最初期に教えられなければならない。

大人が子供に叱るのは、
それが問答無用のことであり、
それを押さえていなければ
人間になれないような事柄だからである。

道徳や作法について
「なぜ?」
と問うのは12歳とかそれくらいから
自分の意志によって自問し自答すれば良いのだ。

最初から理屈詰めで教えては
子供は理屈に慣れてしまって
理屈を軽んじるようになる。

親の説教を聞き流すような子供は
そこまでの育てられ方が良くない。
早急に軌道修正しないといけない。

理屈を軽んじることを覚えてしまった子供は
大人になっても理屈によって自分を導くことが出来ない。
軽んじているもので自分を支えることは出来ないからだ。

それと理屈で教えようとすると
親は得てしてしつこくなる。
当たり前である。
理屈は次から次へと連続していくものだからだ。

世間のママさんを横目に見ていると、
実によく子供に言って聞かせるものだと思う。
しかしその口調は決して優しくなく、
粘着質で、場合によって罵詈雑言に聞こえる。
口数が多くなればなるほど労力が増える。
そこに「また面倒なことを言わせて」
という苛立ちが付随する。

だったら、いっそ長ったらしい理屈など
言わない方が良いのである。

しかし「問答無用の一喝」に親自身が慣れていないし、
「それで良いのだろうか、良いはずがない」
という迷いもあるから、出来ないのだろう。

駄目なものに「駄目!」と一喝するのは
前時代的で子供の個性を殺すものだ
と今時の人は考えると思うけれど、
否定的な声色で諄々と聞かせる説教の方が
はるかに子供を参らせる。

子供と沢山話すのは良いが
それは楽しいことに限られるべきで
躾けや教育については手短に済ませないといけない。



子供が理屈を適齢より早く身に付けると
親の揚げ足取りをするようになってしまう。
親も完璧な人間ではないのだから
揚げ足取りならいくらでも出来る。

親の威厳が失墜したら、
子供の人生を導くことも出来ない。
親は保身のために威厳に固執するのではなく、
子供の将来を思えばこそ、
はっきりと明らかな見本を立てなければならない。
それが親の威厳が保たれるべき目的なのである。

今の時代は親子がかなり同等に近いし、
それはそれで良い面もあるけれど、
子供には最初の内に尊敬や服従の心を
身につけさせてやらないといけない。

これはギチギチのスパルタ教育という意味ではなく
ふんわりと「親の言うことは聞くものだ」と
思わせることなのだ。
なぜなら親はこれから大事なことを
子に聞かせようとするのだから。

すると、親が
「これは良い」
「これはいけない」
と指し示すに従って、
この世にはルールが存在するということが
はっきり心で感じられるようになる。
こうして積み上げられたものを、
「道徳」という。

その後で充分に成長したら
そのルールを尊重するのも踏み越えるのも
好きにしたら良い。

しかしそもそも白線が見えていなければ
白線の内側も外側も分からないのだ。

続く


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●カウンセリング・性格直し・霊的指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/26

水瓶座的に人生を推し進める

この半月ほど、よく月を見た。
夕暮れ前の空に薄っすら浮かぶ半月(はんげつ)を
子供と見ることが多かった。

子供の観察力は鋭く、
そして広範囲に及んでいる。
「お!」と指差す空を見上げると
白い月が青空にかかっている。

またこの半月ほど、
異常なまでに夜の眠りが浅かった。
1時間おきに目が覚める夜も珍しくなく、
そんな時には窓越しに、
月がぼんやりと輝いていた。

月は何かを語っていた。

仕事も含めて久しぶりに無風状態で、
何をするということもなく、
この静けさの中で更なる静けさを見詰めてみよ、
と言われている感があった。
そこでそのように過ごしていた。

一昨日、満月が来て、
宇宙からの信号を得て改めて
「うむ、確かにこの満月は重要な時だ」
と思えた。

8月8日は獅子座の新月だが、
この日付には明らかに縁起を担ぐだけの印がある。
そして続く満月はまたもや水瓶座である。

水瓶座の時代の最初の一年であることを考えると
ここに何らかの兆しがあるように思えてならない。

水瓶座は以前も言ったように
「役に徹しきること機械のごとし」
という心である。

しかし命じられたまま動くという意味の機械ではない、
ということも述べた。

機械には感情がない(ということになっている)。
真理の追究、
自己の研磨、
愛の放射、
悪の克服、
こういう試みは
低次元の感情を交えては成し得ない。
どこか機械的に、「こう」と決めて
推し進めていかなくてはならない所がある。

人は誰もが自分だけの心、個性、役目を
持って生まれている。
それを機械的に
「私はこういうものだ」
と決めて生きていくことが出来れば
この上もなく有用性の高い人物になれるだろう。

しかし低次元な感情に引きずられて
本来為すべきことをせず、
為さざるべきことをするなら、
人生、何のために生きているのか分からなくもなる。

己に道を示すことは結局自分にしか出来ないが
せめてその手伝いはすることが出来るはずと考え、
今後も心の導きをしたいと考えている。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
8月8日(日)獅子座新月
8月27日(金)水瓶座満月Ⅱ
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●心の指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/25

父と子

昔読んだ子供向けの本で
いまだに印象に残る物語がある。
名前は忘れてしまったが、
確か岩波少年文庫だった。
ドイツの作品。

少年がいて、おじさんがいる。
このおじさんは、少年に
「生き方」をそれとなく教えてくれる。
それも口で色々言うのではなく、
傍にいることによって
何気なく道を示してくれるのである。
そこに温かな交流を感じた。

「こんなおじさんが自分にもいたらなあ」
と思った。
似た話はチェロ奏者、カザルスの自伝にもある。
育ち盛りの青年カザルスに
「君が良い芸術家になるために」と
読むべきものや観るべきものを
示してくれる、そんな後援者がいた。

やはり思ったものだった。
「こんな人が身近にいてくれたらなあ」と。

私は自学自習だった。
回り道にも意味があるので
自分が損をしたとは思わない。
ただ、年少者の未来を思って
良き道を示してくれる大人、
それを素直に受け取ってすくすく育つ若者-

そんな関係に美しさを感じるのである。



最近、まどかと二人だけで外出することが多い。
先日も買い物に出掛けた。
食べ物や酒を買うのである
(酒を選ばせることこれで三度目)。
本屋では絵本を見せてあげる。

そんな時、安全な場所ならば
私は彼からあえて離れて一人で歩かせる。
すると無心に後ろからついて来る。

ここには一つのコツがあって、
手を取ると、「抱っこ」という要求が湧くのだが
ある程度距離を取ると「抱っこ」にはならず
自分で歩く気が、彼の心に生じるのである。

更に言うと、適度に振り返らない。

これは絶妙な距離感で、
シーソーのように、
ちょっと重心を片方に傾ければ
そちらの方に物事が流れるようになっている。

振り返らないと言っても、
勿論、無関心なのではない。
安全のためには目を離さずにおきたい、
それが本心なのだ。
しかしそれではシーソーは「抱っこ~」の方に傾き、
動きを止めてしまう。
小さな冒険を沢山与えてあげたい。

ニキーチンというロシアの幼児教育家がいる。
本を読んだことはないのだが
間接的に知ったその人の言葉で印象に残ったのは

「子供から目を離すことによって
親から目を離さない注意深さが子供に身に付く。
いつも親が目を離さないでいれば
子供は安心して親から目を離してしまう。
だから迷子になるし、危険な目にも遭うのだ」

実に、慧眼である。

とは言え、子供をほったらかしにして
完全に注意から外してしまえば
どんな危険があるか分からない。

子供にはあえて背中を向け、追わせ、
しかし背中で子供の見守る。
(時々振り返り、横目に確認する)

すると、まどかは
「こんなにも歩けるようになったんだな」
と感心するほど、
覚束ない、しかしそれ以上に頼もしい足取りで
親を追いかけてくるのである。

その時、よく見るような
「待って~」という
苦しみに満ちた声も顔色もない。
ただただ無心なのだ。

なんと純粋無垢な存在なのだろうと
胸打たれる。

そんなまどかを見て
店員さんが「かわいい~~…」と
優しい声と眼差しを向けてくれる。

自分が見るのを封じる分、
他の人が見てくれるものだな…
と思ったりもする。

鴨の親子のような交流である。
後をついて歩かせる。
時々振り返るも、常には見守らない。
動物は自然の理を生きている。

そしてそんなことをしている内に
父と子の間に心の繋がりが出来、
その糸が時と共に太くなっていくのを感じるのである。



更に先日は、野外幼稚園にも
父と子二人だけで行ってみた。
妻はちょっと体を休める必要があったのだ。

「いつもと様子が違う!」
異変を感じたまどかは母から離れようとしなかった。
しかしこの子は物分かりが良い。
というか、気持ちの切り替えが実に爽やかである。

いざ出発となると、あとはもう
母ちゃんがいない寂しさの影も見せず、
父と二人の時間の中で楽しんでいた。



暫く前まで、彼の世界には
「母」と「母未満」しかいなかった。
だから母がいない時は
父で我慢するか…
または父では我慢ならなかった。
そういう時は父にはまだ出番がなかった。

しかしやはり知性の発達の為せる業なのだ。
母と父が彼の心の世界で並び立つようになってくると、
「母とだけ出来ること」
「父とだけ出来ること」
が、互いに分離して明瞭になってくる。

「快/不快」の二分法から
「母との快/父との快」という二分法に移っていく。
これは凄い変化である。

その一つの表れとして、
今までは母の名前を呼ぶことがなかったのだが、
遂に呼ぶようになった。
ある時期までの子供にとって
母と自分は同一なので、呼びかけの対象にならないのだ。

ではどうしていたのかと言うと、
「アイアイアイアイ…」とか
「イヤイヤイヤイヤ…」とか言っていた。

これは大人語で言えば
「ねえ!ねえ!ねえ!」
というようなもので、
名前を読んでいる内には入らない。

ところで母を彼は何と呼ぶのだろうか。
「い!」

ちなみに私のことは
「お!」

はじめはドロドロと区別もつかず浮遊していたものが
次第に天と地に分かれ、
空に星が、地には陸が姿を現す…

世界中の神話がこうしてまさに始まるように、
子供の言葉はこうして次第に分かれ始め、
精神世界を形成していくのである。

もっと書きたいことがあるのだけれど、
また次回。



ところで…



妻「お父ちゃん、この中にいるかなあ」
まどか「お!」

指差したのは…

一番上の右から二番目。



心眼である。

2021/07/24

宇宙のことば28(水瓶座満月Ⅰ)

本日は水瓶座満月。

今回の満月はとても深いと思います。
満月に至るまでの1週間、
月が信号を送ってきていました。

どういう信号?
というのは言葉にはならないです。

しかし今年から水瓶座の時代と言われ、
まず2月に水瓶座の新月が来て
それから半年して水瓶座の満月。

水瓶座の時代については
こんなことを書いた。⇒この記事

考えてみると、
新月は見えない、
満月は見える。

ということは、
水瓶座の時代が始まったよ、
という「目で見て分かる合図」は
他ならぬこの満月のタイミングなのではないだろうか、
なんて思ったりする。

しかも来月も水瓶座の満月と
念を押すように二連続。

意識を向けさせるように
夜ごとに月の光が部屋に射し込み
「おーい」
と月が遠くから語り掛けていた。

そんな気がします。



色々、考え直さないといけない。

今のままで良いのか。
この進路で合っているのか。
本当の願いは何か。

答えは勿論、すぐには出ない。
しかし問い続けていれば
何か分かる。思い付く。
それも間違いかもしれないけれど、
間違えればその分、
正解はあぶりだされていく。
何も問わなければ
得るものもやはり何もない。

旅するのが人間であるのだから。

問いと答えは宇宙にあるのです。
頭の中でだけこねくり回して考えることではない。

遠い宇宙に問いかけて
遠い宇宙から答えを受け取る。

そういう生き方を、
していこうではないですか。

瞑想して下さい。
瞑想している時、
言葉を用いずにあなたは宇宙と対話している。

満月ヒーリングは本日中受け付けております。

明日は10時から真呼吸会があります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
7月24日(土)水瓶座満月
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●カウンセリング・性格直し・霊的指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

2021/07/23

「分かった!」の落とし穴②

「分かった!」に気を付けよう、
という話をした。

その後、こんなお便りを頂いた。

「本日のブログを読みました。今回の体調不良に一致していた内容でした。つい先日「わかった」と相手に伝えたあとから、体調不良が続いていました。厚顔無恥という言葉の通り、自分の顔がむくんでブヨブヨしていました。
今日も大切な学びをありがとうございます。」

悪い癖は直すべきだけれど、
この出来事自体は良いことだと私は思う。

というのはこの方の中に「エゴ」と「真我」がいて
ちゃんとエゴに対して真我がこのように
信号を送っているからである。

普通、多くの人は真我が死んでいる。
だからどんなに宇宙の法則に外れたことをしても
ブザーを鳴らさないし、
警告しないし、
事実を体に映し出しても見せないのである。

時々訊かれる質問で
「なんで心の悪い人に限って健康で丈夫なんですか?」

真我が死んでいるからである。

この方が洞察された通り
(エゴに対して)「あなた面の皮が厚い」
と真我は言い、
その通りに現実を描いて見せた。
それが症状となったのである。

仏教では諸々の過ちは
身口意(しん・く・い)に分類される。
それは悪い癖、誤った習慣なのだ。
こういうものを洗い流していかなくてならない。

折角なので「面の皮」について
お話しよう。

顔というのは世の中と対するものである。
顔は自分にあって自分にあらざるもの、
自分ではなくむしろ世に属しているものなのだ。
(その証拠に、鏡を見ない限り、
人は自分の顔を見ることができない)

あなたが世を恐れれば恐れる程、
あなたの顔は歪み、固くなる。
皮膚は厚くなる。

それは鎧であり、防壁なのだ。
攻められることを想定しての準備なのだ。

顔を緩め安らかに保つことは、
それ自体が
世界に対する平和宣言なのである。

宇宙はあなたが無用の鎧を着ているからこそ
それを壊そうとして
硬いものをぶつけてくる。

あなたの人生に対人の苦しみが多いのは
あなたが無用の鎧を纏っているからだ。

無用の鎧を壊すには痛みが伴う。
しかしその痛みに暫く耐えれば
鎧は自然と脱落して
元の自然体に戻れる。

自然体に戻ってこそ、
本当の人生が始まる。

心と向き合う努力を是非続けて下さい。

今日は15時から遺書2021の勉強会、
明日24日は水瓶座の新月です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
7月23日(金)『遺書2021』勉強会Ⅱ
7月24日(土)水瓶座満月
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●カウンセリング・性格直し・霊的指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

お知らせ

会員制ブログ新設のお知らせ

昨日のブログ、評判が良かったですね。 皆様のお役に立てば嬉しいです。 今日はお知らせです。 会員制のブログを始めます。 『遺書』の更に奥にある、この世界の秘密について語ります。 人によっては恐らく、 「一番知りたかったこと」を知ることが出来るでしょう。 その辺りのことを言葉にして...