2022/09/03

魂と悲しみにまつわるとても深い話

その昔、Aさんがこう言うことがあった。
「精神の調子は良いが、肉体の調子が何となく悪い」
それで私は言った。
「それは精神の調子が悪いのです」

今日、Yさんがやはり同じ訴えだった。
それで私はこの話を更に広げた。

「精神の調子が良い」という時、私たちが考えるのは、目下の懸案がないとか、ストレスがないとか、状況を達観や俯瞰できているといった意味であることが多い。
しかしそれにもかかわらず精神が不調を来すことはあり、それは必ず肉体にそこはかとない不調として表れる。

ここで喩えをしてみよう。

例えば私たちは戦争についてある種の達観をしている。
「まあ仕方がないよね。人間は有史以来ずっと戦争をしている。そういう生き物だから」と。
しかしそれは状況的に離れているから得られた達観である。
自分の大切な人が戦地に置かれたらとてもそんなことは言っていられない。

または人間は肉を食う。
「まあ仕方がないよね。人間は有史以来、肉を食ってきた。そういう生き物だから」
しかしこれもまた状況的に離れているから得た達観である。
同じ心で屠殺は出来まい。
自分の犬を殺せまい。

実は私たちの精神の安定や達観は、多くの場合、「それを見ないで済む」という環境に依存している。
それは目で見る・耳で聞く・肌で感じるという肉体的体験から得た現実評価である。

しかし精神(潜在意識または魂とこの文脈では言って良い)は、肉体とは別種の体験をしている。
精神は地球の裏側で起きていることもすべて、人類の体験として感じている。
なぜか?
そういう感受性を持っているのが、精神だからです。

そして魂で生きる人にとっては、これが精神の不調を作り出すということがある。
この星の上ではいつも誰かが傷つき、苦しんでいる。
それを感じて魂は落ち着いていられる訳がない。

言い換えれば、「私の目や耳は、痛いニュースに触れていない。しかし私の魂は、痛いニュースに触れている」

詩人がなぜ詩を書いてきたのかと言えば、世界の空気には誰かが掬い上げなければならない痛みや悲しみがいつもあったからだ。
宮沢賢治の詩などを読んでみれば、それが分かるでしょう。

皆さん、優れた芸術に触れて下さい。
そしてこの世界は痛く、苦しい場所であることを思い出して下さい。

痛みと苦しみの現場から離れたことによって、自分をかりそめの平穏の中に置かないように。
そしてこの世界に満ちる痛みや苦しみを、いつも魂において感じ、そのことに鋭敏に反応できる自分でいられるように。

それがあなたの人間性を更に高め深めることになるのです。


【スケジュール】
9月10日(土)魚座満月
9月11日(日)11時、体操教室を開きます。5000円。昼食付。
9月23日(金祝)秋分ヒーリング(セットお申し込みで特価2000円)
同日 11時ー瞑想教室(オンライン2000円/アトリエ5000円)
9月26日(月)天秤座新月


無料電話相談室やっています。体の悩み、心の悩み、何でもご相談下さい。
●毎日無償の遠隔ヒーリング「こしきの輪」是非ご入会下さい。
●真呼吸会は毎週日曜10:00~10:20。
無料です。YouTubeにチャンネル登録して頂くと便利です。

【メニュー】
①アトリエでヒーリング 10000円
②ビデオ通話でヒーリング 8000円
③ビデオ通話なしで遠隔ヒーリング 5000円
*学割、子供割あります。
*出張も承ります。

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

【お問い合わせ下さい】
①できればLINEで:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
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