2022/10/18

心の排毒、体の排毒

解熱後の発疹がまだ微妙に続いている。
太腿だけでは終わらず、腰や臍や胸辺りにもぽちぽち出てきた。
排毒である。
夜のトイレは昨晩も多かった。

一体どれほどの毒素を私たちは抱えているのだろう。
排毒に関しては私はかなり初期にやったが凄かった。
膿が溜まって両眼が開かなくなったことがある。
また足の甲も膿で2倍くらいに腫れ上がった。
勿論、衛生的に状態が悪かったのでそんなことになったのではない。
体の中に溜め込んだ毒素を、体は出す時は出す、というだけの話なのである(そしてやる時は実に過激である)。

ではその排毒というのはいかにして起きるのかと言うと、「覚悟が決まった時」というような理解である。
何の覚悟かと言うと、排毒の覚悟だ。
ちょっと先走り過ぎないように言っておくと、様々な健康法や食養生によっても排毒は起きる。
しかし何より強力なのは何と言ってもやはり「心」なのである。
「さて、そろそろ次のステージに進むか。そのために不用品を燃やすとしよう」
潜在意識がそんなふうに重い腰を上げる時、どんな健康法によって誘導をかけずとも、体は勝手に排毒を始めるのである。
それが心の痛みを伴う時もあるし、全然そうでない時もある。

心を種とする排毒にはもう一つの前提があると思う。
それは「捨てること」「手放すこと」「どんなことも受け入れること」にこそ価値がある、という理解である。
多分これがないと排毒は始まらない。
自分が信じている以上のことはなかなか起きないものである。
だから「嫌よ!私が持っているものを私が手放すなんて!」と硬く願っている人には、多分排毒は起きないだろう。
そしてそんな人は体を目詰まりさせていく。

排毒が起きると何が良いのかと言えば、体の中から余計な滓(おり)を捨てることが出来ることだ。
これは体だけでなく精神や人間関係を重くするのである。
「分かっているんですよ。でも…」みたいなのは全て滓である。
それは確かに思考だが、使えない思考である。
珈琲でもお茶でもそうだが、淹れて美味しい境界線を越えると雑味が混入して、味が落ちる。
同様に、実人生の中にも、自分の中の旨味のみを注ぎ淹れ、雑味の方は明らかに分けておかないといけない。

しかし理屈ではそれは分かっていても貫徹するのは難しい。
私自身も雑味混入の人生をずっとやってきている。
だからこそ、愚かな表層意識に変わって時々、潜在意識がこの分離作業をしてくれる。
それがすなわち排毒ということなのである。


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