セオリー通りではない面白い人間になろう

今時はセオリーが多い。

ネットの普及による影響は大きいと思うのだが、ちょっと調べるとやり方が出てくる。

例えば先日パソコンが重くなったので直し方をネットで調べた所、すぐに解決することが出来た。

まあこういうことはとても役に立つのだが、パンの焼き方について調べても、すぐに情報を得ることが出来る。

これをどう考えたものだろう。

勿論、最初はパンの焼き方なんて分からない。

だから誰かから教わらないといけない。

しかし同時に、「本当に自分では分からないのか？」と問うことは大事であるし、「正解じゃなくたって良いじゃないか」という思いもまた大事であると思う。

実は私のパンの焼き方はセオリー通りではない。

むしろやってはいけないことをやっている。

具体的には、パンの捏ねにおいては生地を引きちぎってはいけないことになっている。

しかし私はひたすら引きちぎる。

その結果どうなるか？

昨日書いた私の友人の言葉のように「カワベさんのパンが一番おいしい」ということになる。

ちなみにこの人は飲食店の経営者をやっていた人であり、料理研究家でもある。

昨日の夜も友人と晩酌だったが、私のパンは殊の外に喜ばれた。

また珈琲の淹れ方も、セオリー通りではない。

こちらは大いに逸脱している訳ではないが、

結構適当である。

しかしやはり食通の友人が「これは…驚きです」と言う。

私が何をしているのかと言うと、「勘」を利用している。

その勘によると、パンは引きちぎった方が良い。

私の世界では、だ。

勿論、勘というものは当たり外れがあり怖いものではある。

しかし失敗することにびくびくせず、「まあやっていればその内分かるだろう」くらいの気持ちでいると、勘がやがて自分専用の理論に昇華され、どこにもない傑作を作り出すことが出来るようになる。

こういうことが、面白い。

考えてみると、私は音楽も絵も人から学んだことがないので、全部自分の思うままにやっており、これを費用対効果で反省すると、ずいぶん無駄なことをやってきた。

レコーディングが終わる頃になって「あっ」と気付くような初歩的な心得を学んだりする。

それで「やり直すか…」と、録ったものを全部消して新しい気付きでやり直す。

それが終わる頃「あっ」とまた気付いてしまって…みたいなことも、時々ある。

そういう時「自分って何をやっているんだろうなあ」と思うが、考え直すと、こういうことをネットで予め学んで「AしてBしてCするんですよ。所要時間15分」みたいなふうにやったのでは、「カワベさんじるし」は決して刻印されないのである。

それは単に人が敷いた道の上を歩いただけだ。

それでいいじゃん、と思う人もいるだろうが、それじゃ何の意味がある、と思う人もいて、私は後者である。

面白い人間にならないといけない。

それはギャグをかますことが出来るとかじゃなくて、手探りで生きている人間だけが醸し出す面白さみたいなものである。

手探りによる全ての失敗は、時間・お金・労力の浪費ではなく、自分を面白い人間にするための必要過程なのである。

何かあるとまずちょっとネットで調べてしまう人は「こうやって私って詰まらない人間になろうとしているんじゃない？」と立ち止まってみてはいかがだろうか。

【スケジュール】

10月10日（火祝）牡羊座新月

10月16日（日）11時瞑想教室（オンライン2000円／アトリエ3000円）

10月25日（火）蠍座新月

●無料電話相談室やっています。体の悩み、心の悩み、何でもご相談下さい。

●毎日無償の遠隔ヒーリング「こしきの輪」是非ご入会下さい。

●真呼吸会は毎週日曜10：00～10：20。

無料です。YouTubeにチャンネル登録して頂くと便利です。

⇒『真呼吸のすゝめ』を読む。

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①アトリエでヒーリング　10000円

②ビデオ通話でヒーリング　8000円

③ビデオ通話なしで遠隔ヒーリング　5000円

＊学割、子供割あります。

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