時短やコスパに惑わされるな

明日は牡羊座の満月です。

新月ヒーリングのご用命を是非ともお待ちしております。

さて、「自分だけの方法をためらうな」という話を最近している。

なぜこの話をしているのかと言うと、例の食通の友人に、自分の独創性をとても褒めてもらえたからである。

いや常日頃、色々な方から褒めて頂いている。

しかしその人自身もかなり独創的である人に褒められたことで、「やっぱりこれでいいんだ」「これがいいんだ」と思え、それをあなたにも伝えたくなったのである。

ちなみにその友人は珈琲の生豆を手網で焙煎することに嵌っているらしく、その方法で我が道を究めんとしている。

「なぜ焙煎器を使わないのか？」という問いに対しては「いや、手網でやりたいんですよ。手網で焙煎器を超えたいんです」と言う。

コスト的にも手間的にも、全く非合理的である。

ただ彼自身の遊び心だけが、そうさせている。

先日賞味させて頂いた所、まず他にない味わいに達していた。

ここで重要なのは、「だから焙煎器より手網が美味しい」「手網の方が本物」というセオリーではない、ということだ（私たちはよくこの思考的短絡に嵌るので注意しよう）。

それは「手網でやりたい」と言った人間がそれを貫徹したから、達成した味わいなのである。

これで思い出すのは、ポール・マッカートニーの昔話である。

幼きポールはギターを手にして数か月。

二つのコードを弾けたが、三つ目のコードを知らなかった。

コードというのは、ギターにおける一種のフォームのことである。

その時代にはネットはおろか、教則本もなければ『これで丸わかり！コード辞典』みたいのもない。

ある時、町の反対側に三つ目のコードを知っている男がいると聞いた。

それで何十分もかけて自転車で出かけて行って教えてもらった、という。

ちなみにそのコードは今ではネットで調べれば誰でもすぐに知ることが出来る、極めて初歩的なものである（Ｂ７（ビーセブンス）だったと思う）。

私はこの話を聞いてとても驚いた。

「あのポールが最初はＢ７すら知らなかったのか」

「それを知りたいがために自転車を飛ばしたのか」

「Ｂ７を知った時の喜びようと言ったらどんなだっただろう」

今の時代は何事も「時短」と「コスパ」である。

「Ｂ７を知らない⇒ググれ」

これだけの話だ。

しかしそうして得られたＢ７にどれほどの価値があるのだろう。

単に教えてもらっただけの話だ。

費やしたエネルギーはゼロである。

わざわざ町の反対側まで自転車を飛ばして行ってでもＢ７を知りたい――その思いが、ポール・マッカートニーの音楽の無尽蔵のエネルギー源となった、と私は信じている。

こういうことは、とても効率の悪い学習法であったには違いないのだ。

さながら手網で珈琲豆を焙煎するように。

しかし、では効率よくＢ７という知識を手に入れた人がポール・マッカートニーより良い曲を書けるのかと言ったら、恐らくそんなことはほとんど無い。

逆に「時短」とも「コスパ」とも逆行することをためらわなかった人が、最終的には本当に優れたものを創り出すし、面白い人間になる。

物凄く古風なことを言うようだが、私はそういう人間の力を信じている。

【スケジュール】

10月10日（火祝）牡羊座満月

10月16日（日）11時瞑想教室（オンライン2000円／アトリエ3000円）

10月25日（火）蠍座新月

●無料電話相談室やっています。体の悩み、心の悩み、何でもご相談下さい。

●毎日無償の遠隔ヒーリング「こしきの輪」是非ご入会下さい。

●真呼吸会は毎週日曜10：00～10：20。

無料です。YouTubeにチャンネル登録して頂くと便利です。

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【メニュー】

①アトリエでヒーリング　10000円

②ビデオ通話でヒーリング　8000円

③ビデオ通話なしで遠隔ヒーリング　5000円

＊学割、子供割あります。

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