「アメリカ人は自由を尊重しすぎる。
「自由も大事だけど、こんな状況ではもっと人のことを考えないといけない」
と彼は言うのでした。
コロナ禍で、この問題は非常に浮き彫りになった、と。
「その点、日本人はよく考えると思います」
「もっと人のことを考えないといけない」
同じ言葉は日本でも発せられていた訳ですが、
我々は呑気によって出歩いて、
アメリカ人は自由の堅持によって出歩いた。
勿論全員が全員じゃないでしょうが、
なるほどなあ…なのでした。
少なくともアメリカ人である彼から見ると日本人は
「人への迷惑を考えてよく対応している」
と見えたようです。
一方、ロサンゼルスに嫁いだ日本人の友人は、
「お花見に行っている場合じゃないよ、日本人!」
と言っていました。
やっぱり、自国民の問題点はよく見える。
この二人の言葉はそんな事実を表しているかと思います。
あとは戦争の話。
「去年の来日で広島の原爆ドームで学ぶまで、
アメリカ人がしたことを知らなかった。
私たちはそのことを教わらない。
私たちは学ばないといけない。
認めるのが苦しい過去であっても。
そうでなければ分かり合えないし、何より正しくない」
一人の日本人として、彼の誠実さに礼を申し上げておきました。
最後の方は酒が回って、僕の英語は伸び切った輪ゴム状態でした。
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