体の痛い所③

続き

私の場合を例に取って、

自分で自分の肚を揉む話をした。

この痛みは、

ぐいっと痛みの在り処まで

入らないと発見できない痛みである。

よく癌とか何とかの話で

「急に痛くなった」とか

「癌になっていた」とか聞くが、

それは

「ぐいっと入らなくても分かる浅さ」まで

痛みが浮上してきた、という意味である。

どんな場所にも

いきなり病気など出来やしない。

そして病気は必ず

「感じられない深み」から

「感じられる浅さ」に上がってくるものだから、

その深みに起きている異変に

早めに気付いて、

対処すれば良いのである。

すると良いマッサージ師を見つけて

生涯マッサージを受け続け、

未病の段階で常に小刻みに解決していかなくてはいかんのか

面倒だ…

と思われるかもしれないが、

それも一手だがそれが全てではない。

例えば自分で自分の足の裏をくすぐる。

裸足で草や土の上に立つ。

鼠径部を揉んでみる。

おっぱいを揉んでみる。

脇を揉んでみる。

そういうことを日頃からすることなのだ。

それで飛び上がるほど痛かったり

くすぐったくて失禁しそうなくらいだったりするなら

そこが病気になる予告を出している。

そんな程度のことで良い。

しかしこの問題は根深い。

人間はますます肉体を疎かにして

頭脳偏重になっている。

だから体に何が起きているのか

よく分からなくなってしまっているのだ。

これは文明の病なのである。

宣伝になってしまうが

私は私のマッサージを一応、お勧めする。

手順はこうだ。

①マッサージを受け、体の痛い所、くすぐったい所をまず把握する

②マッサージによって痛くもくすぐったくもない所まで健全化する

③その状態を維持できるよう日々自分でケアする

④それでも痛い、くすぐったいが出てきたらまたマッサージを受ける

⑤その状態を維持できるよう日々自分でケアする

最初に、リセットする、ということは重要だ。

すると自分の体が再び硬化してきた時に、

すぐに対応できる。

これは一度徹底的に部屋を掃除したら

その後も暫くは整理の目途が立ちやすいというのに似ている。

どこもかしこも問題だと、

その上一つ二つ問題が増えても気にならない、

ということである。

まあ、言えばこのようにすっきりした図式があるが

同時に、体は一生かけて味わう詩であり、また風景である。

急がず焦らず、

まずは体を感じる所から始めてみるのが良いかと思う。

明日は蟹座の新月です。

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

●スケジュール

7月10日（土）蟹座新月

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（＊対面は7000円、遠隔は5000円）

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