2021/08/31

15年目に向けて②

15年目を迎えるに当たり、ホームページを更新した。
是非、お読みになって下さい。

このホームページをどうこうするという作業、
毎度の苦痛である。
というのも、
世の中に向かって自分のことを何と言ったらいいのか、
いまだに分からないのだ。
14年もこの仕事をしながら
手短に述べる術を持たない。

このブログを(ほぼ)毎日
熱心に読んで下さっている方々には
私は素直にお話できるが、
それは皆様が
「これは単純な世界の話じゃないぞ」
とあらかじめご了解下さっているからである。

語るべきことは無数にあり、
しかしどこを切り取っても真理に通じる。
だから話題が日替わりでころころ変わっても
安心なのである。

しかしホームページというのは
一応、自分の仕事の顔であり、玄関扉であり、
ショップカード的なものとして機能する。
まとめないといけない。
そこで自分のしていること、見ていることを
簡潔に「初めての方」に説明しようと思うと
頭が混乱してしまう。

それでホームページをこれまでに
何十回更新したか分からない。
しかし暫くして久しぶりに振り返ると
「何じゃこりゃ…」
「意味分からん」
「むしろ引く」
「分かり易さを重視しすぎて薄っぺらい」
など、満足できた試しがない。

だから今回の版も
あとで見直してどう失望するか、
分かったものではない。

しかしTwitterで早速、
お客様がご感想を下さった。

最近、友人にヒーリングについて聞かれ、どう説明したら私観なしに伝えられるだろう?思っていましたが、こちらの文章を勧めたいと思いました。すっと入りました☺︎

という訳で、ひとまず荷を下ろしている。

過程よりも結果を、
見えないものより見えるものを、
法則の洞察より己の願望充足を、
不思議よりもエビデンスを、
静けさより興奮を多くの人が求めるこの世の中で
自分のしていることは完全に逆行している。

そんな中、長い方はなんとかれこれ10年も通われている。

先程カレンダーを見返していて、一番最初にアトリエに伺ったのは、2011年9月10(土)でした。その後もほぼ毎週だったり毎月伺っています。

この方から初めて予約のお電話を頂いた時のことを
私も今でも覚えている。

「ヒーリングを10年も受けるとは何事だろうか?」
「そんなに重い病気をしているのか?」
「ヒーリングで治らないのか?」
「いつそのヒーリングは終わるのだ?」

普通、多くの人はそう思うだろう。

しかし皆様は多分、
「そういうことじゃないんだよ」
とお感じになられることだろう。漠然とでも。


第一に、
病気を治すことはヒーリングの主目的ではない。
第二に、
癒しの過程に終わりはない。
第三に、
ヒーリングによって得るものは癒し以上に学びである。
第四に、
ヒーリングは生きることそのものと密接に結びついている。


長らく私のヒーリングを受けて下さっている方々は
以上の考えに同意されることと思う。

一般に了解されている「癒し」は
「壊し」の帳尻合わせに過ぎない。

壊さないでいることが出来ないから、
分別、労り、自制心がないから、
壊すのである。
自分の体も、心も、人間関係も、人生も。


「壊し」と「癒し」の輪の最も単純な例はこうだ。

食べ過ぎて胃を壊す。
何らかの処置で胃を癒す。

もしこの一度で学べるなら良い。
しかし多くの場合そうではない。
次にこうなる。

胃が癒されたのでまた食べ過ぎる。
食べ過ぎて胃を壊す。

この循環は理論上、永遠に回帰する。
しかし肉体はそこまで持たず、
痛みを抱えて病死する。

こういう生き方に疑問を持つ人は
「癒し」を一段階上の精神的次元に置く。

それは
「何をそんなに掻き込むんだ。
誰もあなたから奪いやしない。
落ち着きなさい。
あなたはこんなに既に与えられている。
亡者や餓鬼になるのはおよしなさい」
と自分を諭すことであり、
それが真の、魂のレベルにおける「癒し」なのである。

私たちが癒されていないとすれば
それは魂の次元において
私たちの知恵が曇っているということだ。
そこからすべての我執や欲望や恐怖が生まれる。
肉体の諸症状などは、その影に過ぎない。

影を追う内に一生を費やして良いものか?
これは2500年前にプラトンが提示した問いである。
しかし人は恐らく永遠に、
影の世界に囚われる。
真実の世界にはもっと見るべきものがあると言うのに。

アトリエに集われる方々には
高度な知的センスがある。
これはお世辞ではなく、
私のこのような話に「フムフム」と耳を傾けるくらいだから
そう言うのである。

その知的センスは後天的なものではどうやらあり得ない。
プラトンの師ソクラテスはこう言った。

「人間の魂は不死で何度も生まれ変わってくる。
だから魂は現世のこともあの世のことも何から何まで見てきている。
魂はありとあらゆることを学び取ってきている。
魂はただ思い出せば良いのだ」

しかしこの曇った世では
思い出すにも、きっかけが必要である。
それで私はヒーリングや言葉や、
時には絵や音楽を通して、
皆様にそのきっかけを提供しているのだ。

以上を踏まえて再び列挙してみる。

第一に、
病気を治すことはヒーリングの主目的ではない。
第二に、
癒しの過程に終わりはない。
第三に、
ヒーリングによって得るものは癒し以上に学びである。
第四に、
ヒーリングは生きることそのものと密接に結びついている。

改めて、「その通りだ」と思われたことだろう。

これからも皆様と共に、
魂を磨き輝かせていきたいと思う。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
9月7日(火)乙女座新月
9月21日(火)魚座新月
9月23日(木・祝)秋分。瞑想教室
(*ヒーリング対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●心の指導
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

会員制ブログ「メルクリウス」 アトリエこしきの「霊」部門。毎週水曜日更新。入会費10,000円
こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

●アートなど
聴く鎮静剤『愛のオートマタ』(1800円)
その他、CD、絵、小説の販売もしています。

●PDF文書
*時々最新版に無料で更新します。

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