2021/05/25

お礼とは何であろうか②

続き

勿論、色々感謝した方が良い。
人間にだけではなく、
生きていることに、この星に。

礼を言わないインディアンスタイルが正しい
と言っている訳ではない。

でも考えさせられる。

必要なことが叶う、
必要なことを叶えてもらう、
ということは、
私たちが生まれてから死ぬまで
ずっと続けることである。

しかし私たちは物乞いではなく
断然豊かな暮らしをしているので
目が曇っているのではなかろうか。

起きたら「ラッキー♪」という程度のことと
起きるのが当たり前と見込んで受けている恩恵と
2種類があるのに、
何でもかんでも一色塗りにして
とにかく何でも良いことにであれば
「ありがとうございます」と言うように
自己教育してしまっただけなのではないか。

子供はおっぱいにしゃぶりつく。
それは絶対必要だから、
そうせざるを得ないのでそうするので、
感謝を言えばそれで
価値が高まるものでも
借りが薄まるものでもない。

それが必要だという事実が
ゴロッと転がっているだけ。
だからこれは母親も叶えてやらないといけない。
感謝が足りん!
という理由で授乳しない母は、
多分いないだろう…

ここまで書いてきてやっと思い出したのだけれど
時々私たちは純然たる感謝の表現ではなく、
価値を高めたり借りを薄めたりする目的で
「ありがとうございます」と言ってはいないか、
ということをそのインド旅行中に思ったのだった。
またはそういうことを全く無自覚にやってのけるほど
その道のベテランになってしまっているのではないか。

幼児の心はまだそういう濁りを得ていない。
先日の話で言えば、
桑の実を口元に運ばれて
それを食べてみるかと思えば食べてみる。
それだけのことで礼は無用。

逆に、要らなければ
断固口は開けない。
その時に

「嬉しい!大変お申し出は有難いんですけれど、
私、今、桑の実断ちをしている最中でして、
また今度お誘い頂けたらと思いますが…」

なんてまどろっこしいことも言わない。

要らなきゃ要らない。
それだけ。

「ありがとうございます」も
「ごめんなさい」もない世界で
そのままストンとそこにいるのである。

そしてこれが人間の原点である。
幼児の姿は大人の未熟版ではなく、
大人の目的地なのだ。

感謝も謝罪も多い分には良いなんてことを
考えるようになると
その頃にはもう赤心を失っているのだろう。

赤心に戻るには、勇気が要るよ。

明日、満月です。
是非お申込み下さい。


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
5月26日(水)射手座満月
6月10日(木)双子座新月
6月20日(日)父の日(父のみ半額2500円)
6月21日(月)夏至(特別価格2000円)
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想会 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
microcosmo.healing@gmail.com
●ホームページ:
https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

●カウンセリング
対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

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●電子書籍

●PDF文書
『イエス新論』5,000円(*メルクリウス会員には無料進呈)

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