本日、夏至。
最近ではブログ記事を書き溜めて
毎日6時にそれをお出ししているのだけれど、
今日は「夏至」という日に合わせた何かを
語ることが望ましいと感じる。
しかしだからと言って
特に思い浮かぶこともなく、
まだ「夏至だから何々しよう」
と勧めることもない。
ただ日頃の話題を一休みして
夏至にひと時思いを寄せれば
それで良いのかもしれない。
こんなふうに、
時々私たちには「隙間」が必要になる。
例えばブログの記事も
連続して同じ話題を扱っていると
今日は昨日の続きになり
「修身」という話題が
①から②へ、②から③へと進んでいく。
面白い話題、為になる話題も良いけれど
そこに目が釘付けになってしまうと
夏至も冬至もお構いなしになってしまう。
すると、その日だけのその時間を
味わうことが出来ないのだ。
私は仕事と家事と瞑想以外の時は
だいたい部屋で本を読んでいる。
昔からそうなのだが
光を惜しむ性格である。
こんなに青空が綺麗なのに
部屋で本など読んでいて良いのだろうか
と思う時がある。
それで本から目を上げて
空を眺め、またはベランダに出て空の下に立つと
危うく置き去りにして通り過ぎる所だった
天地自然の営みに
少しでも足並みを合わせられる気がする。
また音楽も同様で、
良く出来た素敵な人間の音楽を聴くのも良いけれど
鳥の声には敵わない。
鳥が歌い始めると、
どんなこともやめて聞き入るようにしている。
そうやって目の前のことから離れて
「世界はどうなっているんだっけ」
ということを思い出す。
そういうことがとても大切に思える。
世界、というのはここでは
人間社会のニュースではなくて
雲の移ろいや、雨脚や、鳥の会話のことだ。
これを空模様、心模様という。
つい私たちは目先のことに囚われ、
人間のすること、言うことに囚われ、
そして見る世界も居る世界も狭くしている。
もとは天地自然の生き物であるはずなのに、
金と血縁とコンクリートに閉じ込められた
社会的存在にまで押し込めてしまう。
鳥の声など聞いても現実問題は解決しない。
しかし鳥の声に耳を傾ける心の余裕は、
確かに現実問題を解決するのである。
『老子』に
「無為を為せば、すなわち治まらざる無し」
という言葉がある。
有為の中で忙しく動き回る私たちと
この「無為」を橋渡ししてくれるのが
ある時には
鳥の歌であり、風の肌触りであり、
虹の色であり、または
「今日が夏至なんだ」と見る、
一年で最長の軌道を描く、
今日という日の太陽なのである。
是非そんな心で
今日という日のほんの1分でも過ごされることを
お勧めします。
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①LINE:atelierkoshiki
②microcosmo.healing@gmail.com
③090-9309-1217
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対面10000円/ビデオチャット8000円
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