「今朝から真呼吸会に参加させていただきました。私は自分の呼吸を感じようとすると息苦しくなる感じがします」
同じような体験をされた方はいらっしゃるだろうか。
真呼吸会に長らく参加されている方でも、時によってはこんなふうに感じることがあるかもしれない。
私たちが何か為す時「息を止めてそれをする」のと、「息を吐いてそれをする」のと、二つのエネルギー運用がある。
理想的には全ての行為が後者に統一されると良い。
私はチェロを弾くのだけれど(もっとも最近は弾いていないが)、昔は息を止めて弾いていた。
難しいことをしていると、息が止まってしまうのである。
しかしヒーリングを始めた頃から、深く呼吸しながら演奏することが出来るようになった。
結果、普通に弾く分にはどれだけ弾いても疲れなくなった。
それ以前は10分もある曲を弾くと、腕がガチガチになっていた。
当時通っていた教室の人たちも、皆同じことを言っていた。
呼吸しながら何かを為す、ということは、かほどに難しいことなのである。
チェロを弾くのは確かに特殊な技術だけれど、人との会話の時に呼吸が止まっている人はもっと多い。
そういう人は、「相手に分かってもらおう」「誤解されないようにしよう」「反論されないようにしよう」という想念によって、心が焦り、呼吸を忘れてしまうのである。
結果、声が硬く、高くなり、休みなく喋り続けることになる。
これでは人間関係を楽に結ぶことは到底出来ない。
真呼吸して自分が充分に深まったと思える時「あー」などと声を出してみて、自分の声の低さや丸さを知っておくのが良い。
そしてそれを平常の会話の時の見本にするのだ。
呼吸を止めることに慣れているとYさんが書かれたように「呼吸を感じようとすると息苦しくなる」。
これは自然な呼吸に対してかかっている「蓋」の厚さを体感している状態。
真呼吸を続けて、まずは蓋を開けてみよう。
その後、ちゃんと呼吸できるようになる。
先日、体の歪みは幼少のみぎりから始まると書いたが、Yさんもやはりそう仰っている。
「小学生のころ、呼吸してるのに、息ができなくて苦しくなることがよくありました。
成長するに連れて治ったと思ってましたが、うまくごまかせるようになってただけなのかもしれません。
子どもの時に感じた不調は一過性のものなんかではなくて、敏感に身体の声を聞くことができていたからこそ苦しかったのかなと思いました」
私たちは大切なものを失った時点まで、退行してやり直さなければならない。
狂った土台の上にこれ以上頑張りという塔を建て増しするのはやめましょう。
真呼吸の先に、あるべき自然体のあなたが待っている。
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