スピリチュアルの落とし穴、それは「意味」

昨日話した「落とし穴」、これはヒーリングやスピリチュアルに関心のある人専用の落とし穴です。

それは何かと言うと「症状には意味がある」という思考回路です。

これは、駄目です。

えっ！と思うかもしれない。

だって、症状には意味があるでしょう、他ならぬカワベさんこそいつもそう言っているではないか…と。

しかもつい昨日の記事で！と。

そうなのです。

だから難しい。

簡単に言えば「意味のある症状もあるし、意味のない症状もある」というだけのことです。

肝臓は怒りと関連している。

だから肝臓を病むということは、その人に蓄積した怒りが云々…と。

でもね。

食生活の乱れによって肝臓を病んだのなら、それだけのことなのですよ。

それを治すのに怒りの問題を直視する必要など全然ないのですよ。

というか、全くの徒労です。

そんなことをする意味は全くない。

勿論、私たちに全てが分かる訳ではないです。

意味があるのに、意味を見落としている場合もある。

意味がないのに、意味をこじつけようとしている時もある。

でも結局それは私たちにはどこまで行っても明らかにすることの出来ないことなのだから、意味について深刻に考えるのはやめた方が良いのです。

意味を把握しようとすることの最大の弊害は、意味を把握した（と思った）時点で、その人が努力をやめてしまうことです。

「私は肝臓を病んだ。ずっと怒りを我慢してきたんだ」

「私は腰痛持ちだ。人間関係でずっと我慢しているんだ」

なんてね。

我慢なんて、誰だってしているんですよ。

私がお勧めするのは次のような考え方です。

肝臓を病んだ。

じゃあ、肝臓を癒やすための、これ以上悪くしないための具体的で物質的な改善策を採りましょう。

腰痛持ちだ。

じゃあ、腰を癒やすための、これ以上悪くしないための具体的で物質的な改善策を採りましょう。

その上で「あ、これだ」とふと意味が分かっちゃったなら、良いと思います。

でも「この意味、何だろう」と考えるのはやめた方が良い。

くれぐれも皆様、意味という麻薬に冒されないようにして下さい。

人生は「意味」に満ちているから、これは本当に要注意ですよ。

「意味のあることもあれば、ないこともある」

「意味はあるけれど、分かろうとしなくて良い」

この複眼的思考を身に付けて下さい。

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1月22日（日）水瓶座新月

2月6日（月）獅子座満月

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