2021/07/14

セルフヒーリングについて考える③

続き

常々、真呼吸会において、
「真呼吸をただのリセット作業と捉えるのではなく、
新鮮さをいつも見出すように」
と伝えている。

大切なのは心である。

「感じる」という行為には
無数の段階があり、
その深さは計り知れない。

「はい、感じています」と言っても
「まだまだ」という深みが必ず残る。

感覚をどんどん鋭くしていかなくてはならない。

こういうと厳格な修行を思わせるが
それは捉えようである。

例えば酒好きな私は
新しく酒を買うたびに
「うーん、この酒は」と感じるようにしている。
というか、感じてしまう。
別に私は品評をしたいのではないし、
酒に詳しい訳でもない。

ただ自分がそれをどう感じるか、
ということに自然と意識が注がれるのである。
単にそれが面白く、
それが自分にとって飲酒ということだと思うからだ。

全然修行ではないでしょう。

曰く、
「之を知る者は、之を好む者に如かず。
之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」

これと同じで、
真呼吸を単に健康管理のテクニックとして行うなら
吟味せず酒を飲むのと同じで素っ気ない。

「感じようとすると感じられるもの」に出会うのが面白い、
という心境が人間にはあり、
そこに人生を導く力が宿っている。

作業的に真呼吸をしているだけの人と、
深く深く肉体の神秘を感じようとして真呼吸をする人では
1年、2年と経つ内に、
人格にも人生観にも、勿論健康にも
大きな開きが出てくる。

物事は行うだけではなく
その行為の意味を深く知ることが大切である。
つまり哲学や美学をそこに宿さないといけない。

「体を良くする」
という表面的な目的で結べば
真呼吸とセルフヒーリングは両立可能である。

しかし
「余計なものを減らし、ありのままに戻る」
という哲学的な意義を立てれば
真呼吸とセルフヒーリングは両立不可能なのである。

セルフヒーリングが「余計」であることは
①と②の記事で述べた。

勿論、価値観は様々にあって良い。
無為自然が好きな人もいれば、
無為自然で人生が成り立つか、という人もいる。
両刀遣いの人もいる。

いずれにせよ、
自分が従いたい原理は何なのかということをよく知り、
自分の関心や活動をそこに束ねていくと良い。

すると、より密度の高く辻褄の取れた人生を
送れるようになる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
7月24日(土)水瓶座満月
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

●お問い合わせ
①LINE:atelierkoshiki
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③090-9309-1217
●ホームページ:https://www.microcosmo-healing.com/
●LINE公式(満月新月のお知らせなど)https://lin.ee/BhCsBpc(@463dflke)

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対面10000円/
ビデオチャット8000円
●ヒーリング
対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

●ヒーリングアクセサリー「プレローマ」36,000円

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こしき塾 アトリエこしきの「知」部門。毎週土曜日更新。

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