2021/07/19

「分かった!」の落とし穴

古代ギリシャの代数学者アルキメデスは
「エウレカ!(分かったぞ!)」と叫んで、
全裸で往来に飛び出した。
(風呂に入っていた。)

定理の発見(だったか?)が、
余程嬉しかったのだろう。



スピリチュアルに興味のある人に陥り易い罠として
「分かった」
というのがある。

時々、これを戒めることがある。

この前提には個性がある。

「分かった」と言わない人は、
滅多に、というか絶えて言わない。

逆に、「分かった」と言う癖のある人は
頻繁に言う。

勿論、分かることは素晴らしいし、
分かるためにこそ、日頃、
色々な努力や反省もしている。

しかし傾向として
「分かった」の頻度が高い人は
すぐにまた同じ迷路に嵌っているように思う。

何か直感や洞察を得ると
すぐに「分かった」と言ってしまう。
反省したり指導されたりすると
すぐに「今度こそよく分かりました」
と言ってしまう。

にもかかわらず、である。

どうしたら
この傾向から脱却することが出来るだろう。

答えは一つ。
ありありと分かった時でさえ
「分かった」と言わないことなのだ。

そして
「本当に私は分かったのか?」
と何日も何か月もかけて
自己観察する。

充分に観察した後、
「どうやら本当に分かってきたらしいな」
と思ったら、
ようやく「分かってきたらしい」と言っても良い。

そういう条件と許可を自分に与えるのだ。

これについて先日、良いお便りを頂いた。

「地獄の心によって、『何でこの人の声、しゃべり方とても嫌なんだろう』と思い、その事で自分の中で何度も何度も問うていたのですが、それが、いつの間にか、す―うと消えて無くなったんです。
これも一時的に消えたのかと思いじっくりと確かめながら日々暮らしておりましたが、本当に大丈夫です。(笑)
無くなりました。」

こういう慎重さと粘り強さが大切です。

老子に曰く
「知る者は言わず、言う者は知らず」

また曰く
「知りて知らずとするは上なり、
知らずして知るとするは病(へい)なり」


「はっきり分かった!」
「今度こそ分かった!」
と思う時こそ、ぐっと飲む。

そうして心の筋力をつけていくことによって
本当の知性の力がついていく。



思わず全裸で飛び出す、
それくらいの感動が
本当に「分かった!」時には
ついて来るんじゃないかな。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●スケジュール
7月23日(金)『遺書2021』勉強会Ⅱ
7月24日(土)水瓶座満月
8月8日(日)獅子座新月
(*対面は7000円、遠隔は5000円)

真呼吸会 毎週日曜。10:00~10:20。無料
瞑想教室 不定期

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対面10000円/
ビデオチャット8000円
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対面7000円/遠隔5000円 /マッサージ10000円(*学割、未就学児割あり)

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●PDF文書
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